八白土星の人物像 安定感と堅実さが魅力と性格や相性など

艮・八白土星 八卦九星人物辞典

艮・八白土星は「土」を象徴し、安定感・堅実さ・責任感を持つ人物を示します。
この星を持つ人は、派手さがなくて地味ですが、周囲からの信頼が厚く、いざというときに頼りになる存在です。
行動や言動は着実で、無理なく物事を進める力があり、変化の激しい環境でも冷静さを保つことができます。

私のブログでは「山(艮)っぽい」と表現することがありますが、今回は艮・八白土星の人物像や性格、そして他の要素との相性について詳しく見ていきます。

八白土星の人物像や性格、他の要素との相性について

艮・八白土星の人は縁の下の力持ちであり、自己主張はあまりしないですが、確固たる信念を持っています。
そのため納得のいかないことは一歩も引かずに頑固なところは、動かざること山のごとしです。
しかし、全く動かないわけではなく、リスペクトしている人物からの教えで180°方針転換することもある極端さがあります。

このタイプを擬人化した場合は、末っ子の三男や大男、ゴツい人などが思い浮かびます。
漫画のキャラを挙げると、北斗の拳の山のフドウや葬送のフリーレンのアイゼン、孤独なグルメの井之頭五郎、風の谷のナウシカのナウシカなんかが思い浮かびます。

これらのキャラクターは大男や身体がゴツゴツしていたり、性格は寡黙で目立たないですが、黙々と物事に取り組む姿勢をしています。
このタイプは生まれながらに持っている人が多くて、他の要素も混じることはありますが、死ぬまでこの特性を続ける人が多いです。

艮・八白土星の容姿や服装など

このタイプの容姿は一概に言えないですが、特徴はあります。
体格はどっしりしていたり、身長が高かったり、骨太タイプです。
肩幅が広く、重心が低めで安定感があります。
顔の輪郭はエラが張っているか、しっかりとした顎を持ち、頼りがいのある印象。
目はやや細めで落ち着きがあります。
表情は多くを語らず、無口だけど存在感があるタイプ。

服装は流行に流されず、長く着られる質実剛健な服を好みます。
ジャケット・デニム・ワークブーツなど、耐久性のある素材が似合う。
作業服やアウトドア系のファッションも自然に着こなせる。
アクセサリーはほとんどつけずに時計やベルトなど、長く使えるものを選びます。
印象としては現場でも頼られる兄貴分や物静かな職人気質となります。

女性の場合は体格は健康的で骨格がしっかりしているタイプ。
顔のパーツがはっきりしていて、凛とした清潔感を持つ。
派手さはないけど、よく見ると美しいバランスと穏やかな目元が魅力。
髪型はロングよりも肩下ストレートで凝った髪型はせずに簡単にまとめたりしています。

服装の傾向は実用的で上品なカジュアルを好む。
色はベージュ・ブラウン・カーキ・グレーなど、アースカラー系が似合う。
流行に左右されず、TPOを意識したコーディネートが得意。
アクセサリーは控えめで、シルバーや天然素材などのナチュラル系。
男女とも服装は坤・二黒土星と同じような傾向となっています。

艮・八白土星の強弱や吉凶を振り分けると

八卦や九星気学の要素は人それぞれ強弱があって、一番強い要素がその人を表しています。
ここでは艮・八白土星の強弱や吉凶をまとめていきます。

艮・八白土星が強い・吉作用

意志が強く、責任感があり一度決めたことを最後までやり抜く粘り強さ。
家族や仲間を大切にし、信頼されるリーダータイプ。
精神的にもブレず、安定した生活を築ける。

艮・八白土星が強い・凶作用

頑固になって人の意見を受け入れない。
変化を恐れて、チャンスを逃すことがある。
意地やプライドが邪魔して孤立する傾向。
感情をため込みやすく、突然爆発することも。

艮・八白土星が弱い・吉作用

柔軟で人当たりが良く、協調性がある。
変化への順応力が高く、環境にうまく馴染める。
他人の意見を素直に取り入れ、成長しやすい。
物事を多角的に見るバランス感覚がある。

艮・八白土星が弱い・凶作用

芯が定まらず、優柔不断になる。
責任感が薄く、物事を途中で投げ出す。
周囲に流されやすく、信頼を失うことも。
「継続力の欠如」でチャンスを逃す。

艮・八白土星の仲良しランキング

ここでは艮・八白土星と相性のいい仲良しランキングを紹介します。
三男や大男はどんな人と仲がいいかが一目瞭然です。
※このランキングは私の主観が入っていて、場合によってはランキングが前後します。

1位 巽・四緑木星
コミュ力最強で柔らかく社交的な巽・四緑木星は相性バッチリ。
一緒にいると調和が生まれ、自然に安心感を得られる相性。

2位 坤・二黒土星
穏やかで真面目な坤・二黒土星とは、山のような安定感で心地よい関係。
このタイプのしっかりした性格が安心させ、控えめさが調和する。

3位 震・三碧木星
元気で勢いのある三碧とは、八白がしっかり者として受け止める関係。
活発さと安定感がバランスを取り、意外と相性が良い。

4位 乾・六白金星
責任感の強い乾・六白金星とは、信頼感のある組み合わせ。
父親の後継者はこのタイプを考えています。

5位 艮・八白土星
自分自身と同じタイプなので安心感があります。
しかし、同じタイプゆえに刺激がない関係になります。

6位 坎・一白水星
坎・一白水星とこのタイプの相性はわるくありません。
共に落ち着いた環境での協力や努力が得意となっています。

7位 五黄土星
強烈な存在感の五黄とは、八白が押されることも。
パワーバランスが偏ると小競り合いになりやすい。

8位 兌・七赤金星
軽やかで明るい七赤とは楽しさが増すが、このタイプの面白みのなさを感じてとっつきにくいです。

9位 離・九紫火星
華やかで感性豊かな九紫とは、価値観の差が大きくて相性が悪いです。

艮の重卦・艮為山とは?

易占いでは八卦×八卦の64卦で運命を占いますが、同じ卦が重なることもあります。
これを重卦と言って、艮同士のペアーは艮為山になります。

卦辞の原文
艮其背不獲其身。行其庭不見其人。无咎。

卦辞の翻訳
自分の背後は守りつつも、身の安全を確保する。庭を歩いても人は見えない。落ち着いて慎重に行動すれば問題はない。

艮為山の爻辞
初六:艮其趾。无咎。利永貞
意味:足元をしっかり踏みしめるように慎重であれば過失はなく、長く安定する。

六二:艮其腓。不拯其随。其心不快
意味:膝下まで慎重であれば問題はないが、伴う人を助けきれず、心が満たされない。

九三:艮其限。列其夤。厲薫心
意味:限界を意識して慎重に行動するが、心配や困難が生じる。注意が必要。

六四:艮其身。无咎
意味:自分自身をしっかり守れば過失なし。

六五:艮其輔。言有序。悔亡
意味:補佐や助けとなる位置に立つと秩序が保たれ、悔いはない。

上九:敦艮。吉
意味:謹慎で堅実であれば吉。慎重さが最も重要な位置で成果をもたらす。

艮・八白土星の人物像や性格、相性のまとめ

今回は坎・一白水星の人物像や性格、他の要素の相性を記事にしました。
この人物はわかりやすく例えると三男や大男、ゴツイ人を人を表しています。

私のブログの易占いでは山(艮)っぽいと出てきますが、この記事を見ることで、より理解できるでしょう。
人物像や性格、他の要素との相性を見ると八卦や九星、周易の理解度が高まることになると思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました