占い師という仕事は結構怪しかったり胡散臭いイメージのある職業なのは間違いありません。
それは占いを入口にして恐怖を煽って変なツボを売りつけたり、お金を巻き上げたりするような霊感商法をカマしてくる人もいるでしょう。
また、占い自体は本物だけど、だんだん手抜きされていることが露骨にわかることなんかも含みますね。
今回はヤフー知恵袋に投稿されていた、8年もの長い期間通っていた占い師が最近手抜きをしている、という相談が寄せられていました。
そこで、私が相談者と手抜き占い師との関わりを易で占ってみました。
後半では、私が手相占いに興味を持って勉強がてら近所の手相占いを受けた時のエピソードも併せて紹介します。
結果的に全く手相の勉強にならずに、お金を捨ててきたようなものでした。
昔は凄腕占い師だったのに最近手抜きされてきました
占いについて 貴方ならもう行かなくなりますか？
もう8年くらい対面鑑定でお世話になっている先生がいます。
先生はよく当たる凄腕なんですが最近手抜きになってきました。霊視なのに手相を見たり、見てほしいことがあるのにタロットやアイテムを使わずに相談としてアドバイスしたり。勝手に数秘術をし始めたり。心理カウンセラーみたいに、目をつぶって大きく息を吐いて吸ってみたいに心のケアをするようになってきました。
私自身心の病があるではなく、単純に彼の事、仕事の不向きを霊視で見てほしいからきたています。
この相談者の方は8年もの長い間、凄腕占い師から相談していましたが、ここ最近は手抜きしていることが気になっていました。
相談者は霊視で占ってもらうことを希望しているのに、手相を見だしたり、勝手に数秘術を始めたりしているようです。
占い師としてではなく、心理カウンセラーのような振る舞いをして時間稼ぎしているようなところも目についたようです。
また、他の方の回答の返信から、3つのことを相談したにも関わらず、1つしか回答してくれないということもあったようです。
この状況を整理したうえで、相談者と占い師の関係を易で占ってみました。
出た卦は火雷噬嗑（からいぜいごう）上爻が出ました。
この卦は火と雷の組み合わせで、どちらも勢いがある要素ですが、雷が下にあって火が上、力はあるけど方向が噛み合っていない状態で、足並みが揃っていなくて全然前に進んでいません。
これをもっとわかりやすくすると、ドロドロのぬかるみに車がハマってしまい、いくらアクセルを踏んでもタイヤは空回りしているような状態です。
さらに上爻の爻辞は「首枷をつけられて、耳まで塞がれている。凶」となっています。
火雷噬嗑上爻では「耳まで塞がれている。」という部分がポイントとなっていて、この手抜き占い師は相談者の言い分を聞いていない部分を指しています。
また、この卦の人間関係では、自分が理不尽な扱いを受けた時は、安易に妥協せずに決別することも考えるところがあります。
この占い師は昔は凄かったことは間違いないですが、8年間つき合っているうちに馴れ合いになったのか、高齢になって占い師としての腕が落ちて姿勢も崩れて来たことが考えられます。
相談者もこの占い師に相談する時に希望する占術をしてくれないとか、リクエストした相談を占ってくれないということは不信感を募らせて当然でしょう。
これは定食屋に入って、とんかつ定食を注文したのに、勝手に焼き魚定食を出されるようなものです。
店の都合を押し付けてくるようなところをリピートしたいと思わないでしょう。
また、この占い師は相当高い鑑定料を取っていたようで、手抜き込みで納得のいく価格ならいいのですが、そうではなかったようです。
高い鑑定料に対しての手抜きサービスというのはリピートする理由がありませんね。
そんな関係性から私が占って火雷噬嗑上爻が出たことは納得できるのではないでしょうか。
北海ひろしが遭遇した手抜き占い師
実は私も手抜き占い師の洗礼を浴びたのでした。
私は初めて手相占いをしてもらったのが10年ほど前に、半ば強引に占われたことで何を言われたか完全に忘れていました。
ちょうど手相占いに興味を持って、2023年の春にプロの占い師に見てもらおうと思い立ちました。
当日に電話をして予約をして店に行って待合室で少し待って、対面占いを始めました。
その占い師は70～80代くらいのおばあちゃんだったのですが、その人が私の手を一瞥して、
「今はね～ちょうど新型コロナの時期でみんな不安になってるよね～」
などと、開口一番言ってきたのですよ！
（はぁ？新型コロナなんてなにが不安なんだよ？）
と思ったのですが、とりあえず話を聞きますが、手相のことを一言も言わずに一般論をペラペラ話してきました。
私は唖然としながら毒にも薬にもならない話を聞いていました。
私はてっきり手を見て、「この生命線がうんたらかんたら、感情線がほにゃららで～」というやり取りを想定していたのですが、そんな話は一切なく誰にでも当てはまることを延々話してるのですよ。
しかし、そんな話は大して間が持たずに、かの占い師が「他に何かありますか？」なんて言ってくるのですよ。
（はぁ、何が何かありますかよ！）
と、思ったのですが、正直もうどうでもいいやと思い、特にないと言いました。
で、30分4,000円を払ってそのまま店を出ていきました。
店を出て車に乗って「え、コレ一体何の時間だったの？」という何とも言えないモヤモヤした気分になりました。
手相占いということで、手を見て健康運や性格などを言い当てて欲しかったのですが、全く一言もなかったのですね。
これはもはや占いではなく、4,000円払っておばあちゃんの話を聞くだけの意味のわからない経験となりました。
まあこの占い師も高齢だったので、もう目が見えなかったのか、手相を忘れてしまったのかもしれません。
ただ、何一つも占い師としての仕事をしないで30分4,000円取られたことは本当に腹が立ちました。
この出来事は同業者批判になるため、今まで心の中に留めておきましたが、やっぱり占い師の仕事を放棄していることは明らかにしないといけないと思いました。
もちろん、私も占い師の端くれとして、メンタルのせいで占いができなくなったら仕事を休みますし、歳を取って占いができなくなったら潔く看板を下ろす覚悟をしています。
しかし、実際には霊感商法紛いなことをやっている占い師がいたり、この相談者や私のように手抜き占い師に当たるということはありえるのですね。
凄腕占い師から手抜きされたことのまとめ
今回は、昔は凄腕占い師だったのに最近手抜きされてしまった相談者を占ってみました。
この占い師との関わり方で出た卦は火雷噬嗑であり、爻辞からこの占い師は聞く耳を持たないことが明らかになり、卦辞から理不尽な思いをしたら決別する覚悟を持つことを示されました。
私も占い師の端くれとして、きちんと占い師としての仕事をこなして、受け取るお金以上の仕事をするよう心がけます。
もしも、占いが出来なくなったらきちんと休んで、占いが出来なくなったら潔く辞めることを信念にしたいと思います。
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