北海道の道東は自然が豊かで未開の地という場所が多くあります。
世界遺産である知床半島や、釧路湿原といった場所がありますが、道東の中心部には阿寒摩周国立公園があります。
そのさらに中心にある屈斜路湖はパワースポットにふさわしい場所です。
ここでは龍と神がいるということがまことしやかに言われています。
この記事では屈斜路湖の魅力とパワースポットである所以を紹介していこうと思います。
北海道の道東パワースポットの屈斜路湖の魅力と龍と神がいる所以
屈斜路湖(くっしゃろこ)は阿寒摩周国立公園内にある日本最大のカルデラ湖となっています。
カルデラ湖とは火山活動などでできた凹みに水が溜まった湖を言います。
湖には中島と呼ばれる島と和琴半島が飛び出ているのが特徴で、水質は酸性で触るとピリピリとした感じがします。
私は以前に屈斜路湖に足繁く釣りに行っていたので、眺める、訪問する、遊ぶポイントを良く知っています。
そこで、それらのポイントを説明していきます。
屈斜路湖がよく見えるポイント
屈斜路湖は大きな湖ですがカルデラ湖ということで、外輪山の尾根に当たるところから見るポイントがあります。
大きく分けて、一番メジャーでアクセスが良いのが美幌峠頂上からの眺めとなります。
次いで、大空町東藻琴から行く、藻琴山やハイランド小清水からの眺め、津別峠からの眺めとなります。
それぞれのビューポイントの説明をしていきます。
美幌峠からの眺め
女満別空港や美幌町から屈斜路湖に向かうなら、国道243号線から釧路市や別海町に向かうルートの途上に湖があります。
巷に出回っている屈斜路湖の画像の大半が、美幌峠からの眺めと言っても過言ではないほどのメジャービューポイントとなっています。
ここには「ぐるっとパノラマ美幌峠」という道の駅があることで、トイレ休憩したり屈斜路湖を眺めに来る方が多いです。
美幌峠展望台は道の駅から500mほどの長さがありますが、ぶっちゃけ上の方も下の方も屈斜路湖の眺めはあまり変わらないです。
でも、時間があるのでしたら頂上の展望台まで行ってみましょう。
美幌峠展望台の頂上は上の写真のとおり、平べったい石が堆積しています。
これだけの石があったら石を積み上げる遊びをしたくなるのが人情です。
1ヶ月後くらいに美幌峠展望台に行ってみると、石積みが増えていました。
まるで、賽の河原のような景色になったのはちょっと面白いです。
美幌峠展望台の頂上を湖から見て右手には、遠くで工事をしているみたいですが、おそらく雪崩防止の工事をしていると思われます。
この道の駅ではあげいもが名物で、以前は写真のように2個のいもが割り箸に刺さっていたのですが、現在は3個で450円で販売しています。
藻琴山、ハイランド小清水725、藻琴山 展望駐車公園
美幌峠は湖の北西から見ることができますが、こちらは北東から湖を見る場所となります。
上の写真はハイランド小清水725からの屈斜路湖ですが、雲海に飲み込まれていました。
大空町東藻琴中心部から道道102号線を走って南に向かい、藻琴峠頂上付近にハイランド小清水725があります。
ハイランド小清水725からも湖を見ることができます。
また、ここが藻琴山の登山道で、大人の足ならばゆっくり登っても1時間ほどで頂上に到達できます。
私も小学校低学年の時は、藻琴山の登山遠足が定番行事となっていました。
家を出るときは晴れていたのですが、ハイランド小清水725に近づくにつれて雲行きが怪しくなって、雲海に覆われてしまいました。
あわよくば登山中に雲が晴れるかと思いましたが雲は晴れませんでした。
津別峠
屈斜路湖を西から見ることができるのが津別峠から見るルートで、津別町と弟子屈町を結ぶ道道588号線を通っていきます。
このルートは舗装されてはいるのですが、1車線しかなくて、かなりクネクネした道を進んでいくところにあります。
観光シーズンになると案外交通量もあるので、細い道とキツイカーブと対向車や鹿に注意したりと気が抜けないです。
屈斜路湖から道道588号線を20分ほど走らせると津別峠展望施設に到着します。
津別峠展望施設はヨーロッパの古城をイメージした展望台となってます。
ここは展望台と駐車場とトイレしかないので、飲食物はあらかじめ用意しておきましょう。
私は美幌峠からの屈斜路湖は飽きるほど見てきたこともあって、津別峠からの屈斜路湖は新鮮に見えますね。
ここは東側を見ると屈斜路湖を見ることができますが、西側を見ると阿寒方面の雌阿寒岳や雄阿寒岳を見ることができます。
屈斜路湖に龍がいるのがここです
屈斜路湖には龍がいるとされている場所が、屈斜路プリンスホテルの近くにあります。
その名も龍の祠と言われているところです。
私はここの存在を知らずに、釣りで川の流れ込みがあるからと入ってみたら偶然発見しました。
画像のように、龍の顔に見える木がある場所となっています。
ここには龍が彫られた石碑と小さな祠があるのですね。
龍の祠に行くには、近くにある美幌チェーン脱着場に車を停めます。
国道243号線と道道588号線の丁字路のところから湖方向に踏み跡を進むと龍の祠にたどり着きます。
祠の付近はぬかるんでいる場合があるので、長靴があると万全ですね。
屈斜路湖の御神渡り
私は屈斜路湖の御神渡りは一度も見たことがないため、小さなオーベルジュてぃんくる様のホームページより画像を引用します。
屈斜路湖の湖面は1月くらいから凍結しますが、御神渡りを見ることができます。
御神渡りが有名なのが諏訪湖ですが、北海道では屈斜路湖や塘路湖などで見ることができます。
これができる仕組みは、昼夜の寒暖差によって氷が伸縮する過程で御神渡りが出現します。
この隆起した氷の割れ目が神様がここを通ったものと見られることがその所以です。
御神渡りができる場所はどこでもできるわけではなく、砂湯から中島にかけて起こるようですね。
屈斜路湖は温泉だらけ
屈斜路湖はカルデラ湖ということで、もともと火山活動でできた湖です。
そんなこともあって、湖の周りには多くの温泉があるのですね。
しかも、無料で楽しめる露天風呂があるのがポイントですね。
まず、無料で楽しめる露天風呂は和琴半島にある和琴温泉露天風呂と、コタン温泉露天風呂、池の湯温泉露天風呂となります。
上の画像は池の湯温泉ですが、いずれの温泉も湖を見ながら入浴できるのがいいですね。
これら3箇所の温泉は男女別の簡易的な脱衣所がありますが、混浴となっています。
また、洗い場なんかはないので、純粋に入浴のみを楽しむ場所となっています。
湖の東側にある砂湯は湖岸の砂を掘ると温泉が湧き出すという一風変わった場所があります。
ここは売店やキャンプ場、駐車場があって、和琴半島と並ぶ観光スポットとなっています。
砂湯の右手は釣りスポットで、アメマスやニジマスを狙った釣り人が集まる場所でもあります。
屈斜路湖より少し離れている場所には川湯温泉があって、その名の通り川に温泉が流れている温泉街があります。
泉質は酸性の硫黄泉で、ここに浸かると冷え性や関節の痛み、キズ・やけど、糖尿病なんかに効果があるとされています。
ここの温泉は金属を溶かすほどの強酸性なので、時計や指輪など金属製品は外して入浴しましょう。
ちなみに温泉は五行の水、火、金、土の要素が大きく影響していて、浴槽がヒノキなど木製の場合は木の要素も影響しています。
温泉は主成分の水と、高温の火の要素、地下から湧き出ることから土の要素、温泉に含まれるミネラルは金の要素となっています。
日本人は温泉が好きな人が多いですが、こういった理由から自然と求めるものなのではと思っています。
北海道の道東パワースポットの屈斜路湖のまとめ
今回は、北海道の道東のパワースポットの屈斜路湖についての記事を書きました。
屈斜路湖の魅力は圧倒的な雄大な眺めではないでしょうか!
美幌峠と藻琴峠、津別峠と三者三様の眺めが楽しめます。
湖の周辺の至る所に温泉が湧き出していたり、龍の祠や御神渡りといったものも大きな魅力でしょう。
北海道にお越しの際には一度は訪れてほしい場所であります。
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