占いというてば男女の仲をどうこうしたいという恋愛相談は大定番となっています。
私がイベント出店などで相談を受ける時も恋愛や結婚についての占いをすることが多いです。
私の占いのスタイルはまずは手相を見て、相談者の性格や持っているものを説明して、易占いで出会い運や恋愛のゆくえ、結婚の時期などを見ています。
今回はヤフー知恵袋に投稿されていた50代男性と60代女性との恋愛について占ってほしいという投稿を易占いしてみました。
マッチングアプリで出会った彼の気持ちがわかりません
では、さっそく投稿内容を見てみましょう。
尚、今回は質問に答えた当時とこの記事では卦辞や爻辞の解釈が多少変わってしまいました。
私がまだ易の勉強中ということでご了承ください。
占いをお願いします。
タロット、算命学、占星術など占術は問いません。彼 1968.05.02
私 1964.08.08 生まれ。アプリで知り合った方に心惹かれてます。
暫くアプリ内でメールを往復し、初回はカフェ、2度目はランチと人気の商業施設を4〜5時間一緒に周り、帰りはLINEで一緒で楽しかったとメッセージ。私も本当に楽しかったです。
その後LINEで細々と続いてはいますが、
何を考えていらっしゃるのか全く分かりません。
彼の気持ち、今後どうなるか、どうしたらお付き合いにまで発展するのかご教授い頂ければありがたいです。
どうぞ宜しくお願いします。
これを筮竹を使った易占いをしてみたところ、風水渙五爻が出ました。
風水渙の卦辞は「渙でも亨通する。王が廟に至り、大川を渡るに利があり、正しくあることが利となる。」
渙は散らすとか分散を意味していますが、硬くなったものをほぐしたり停滞が解消することを意味しています。
五爻の爻辞を訳すと「 汗のように大号令を発し、王の居所を散らす。咎めはない。」となります。
汗のように大号令を発するというのは、しっかりと自分の心を主張するって言うといいですかね。
王の居所を散らす。咎めはない。とは、固定概念にとらわれずに柔軟な流れを作ることで咎めはないといったところです。
周易の恋愛占いでは出た卦を自分と相手に置き換えるとわかりますい
周易は筮竹などで最初に下卦を出して次に上卦を出して、その後に爻を求めて卦と爻で結果を求めます。
その時出た上卦を相手に置き換えて、下卦を相談者に置き換えます。
相手=上卦=風
相談者=下卦=水
この場合は彼を八卦に当てはめると風(巽)、相談者の女性が水(坎)となります。
風(巽)を擬人化すると、束縛や感情の圧力を嫌う自由人で風は少しの隙間でも通り抜けられる柔軟性があります。
その一方で掴みどころがないところが相談者を悩まされています。
水(坎)を擬人化すると、感情や本音を表に出さずに内向的になっている傾向にあります。
相手の事をもっと知りたいと考えるため掴みどころがないと不安に思っている。
案外、水の方が秘密主義者のような要素があるのですが、彼も自分の考えをあまり主張しないのは彼も水の要素を持ち合わせていることがわかります。
風水渙が出ていることから彼自身が風と水の要素があると解釈するといいですね。
相談者の方から返信が来てこう答えました
占って頂き有難うございます。
概ねその通りだと思います。
ただ私は形に拘らずこの先支え合うお相手を探しています。
と言いながらやはり心惹かれ人間的に魅力ある方が良いです。
彼は自分の想いや考えを言いません。
最近は私の事を少し聞いてきます。
特に家庭的であるかを探る？感じ？
私は自身の年齢が気になりお相手探しもタイムリミットを感じているので、彼に早めに可能性があるか尋ねたいです。
遠回しにこの先の可能性があるか数回聞きますが、それに対してスルーです。
ただそれを面倒がらず短文でもメッセージが来るので可能性ありなのかと自己判断しているから続いてます。
先生の仰る様答えを急ぐと嫌われそうですが、彼は私を女性として付き合うという可能性はありますか？
このまま暫く待っても大丈夫でしょうか？
重ねてのお尋ね、宜しくお願いします。
相談者から返信していただきましたが、概ね関係性が当てはまると仰ってくれました。
やはり、相談者の女性は相手のことをもっと知りたいにも関わらず男性ははぐらかすようなところがありますね。
そういうところが女性の不満につながっているのですね。
私はこの男性は相談者の女性のことは気に入っていると踏みましたが、彼自身は距離感を重視しているのでこれを逸脱することを嫌っているのが伺えます。
そこで、相手の本心は言葉ではなく行動や態度を見ることをアドバイスしました。
それは、LINEの返信の早さとか話をする時のリアクションを見ると、相手の関心度がわかるのです。
また、もっと関係性を深めるには相手の価値観を見ることが重要です。
彼の価値観を見るために次回デートするときに彼に提案してもらうことをオススメしておきました。
どこに行くかや、デートの予算感が彼の価値観を見るのに大変有効なことなのです。
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