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私はみいちゃんと山田さんを最近知って、単行本5巻を一気読みしてマガポケで最新話を見ています。
6巻が4月23日に発売ということで、6巻に収録している部分はまだ読んではいないんですよね。
こうして本作を一気読みをしていると、キャバクラのEphemereにいるモモカの変遷が気になります。
1巻のモモカはみいちゃんをイジメ倒して、一部の顧客からも性格が悪いという印象をこれでもかと叩き込んでいます。
しかし、話が進むにつれて毒がなくなっていって、5巻の26話でのモモカのエピソードでとてつもない違和感を抱きました。

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これを見て、当初は作者のモデルは山田さんではなく、モモカなのではないかと思ったのです。
その理由を記事にしていこうと思います。
みいちゃんと山田さんの作者のモデルが山田さんではなくモモカなのか?
みいちゃんと山田さんは通算200万部超の大ヒットマンガであり、私もこれを知ってマンガを一気読みしたほどの面白い作品となっています。
不器用でポンコツなみいちゃんと、そこに惹かれた山田さんとの関係を描いていますが、冒頭からみいちゃんが何者かに殺されるという衝撃的なことになります。
そこで、誰がみいちゃんを殺したのかをこちらで記事にしました。
本作は主人公のみいちゃんと狂言回しとなる山田さんを中心に物語が進みます。
4巻17話での2012年8月にキャバクラの浴衣デーをきっかけにみいちゃんと山田さんが浴衣を着て花火大会に出かけます。
そこで、山田さんが漫画家になって来年は1作品描き上げてどこかに応募したいことを告白します。
話が進んで5巻26話でモモカのエピソードになりますが、同伴した客との会話でものすごい違和感を感じるのですね。
モモカと客との会話ではガールズバーの店長を打診されますが、モモカはこれをやんわり断ります。
そして、引退したら宮城の山奥とかに引っ越しして漫画家を目指そうと思ってると打ち明けます。
モモカの奇想天外な夢に対して同伴の客は困惑の表情で「思考がニートだぞ!?」と返します。
モモカは何を考えているかわからない表情でそれに同意をします。
同時に山田さんの困惑したような泣き顔を思い浮かべます。
ここでものすごい違和感を抱きました。
「え!モモカってみいちゃんの故郷知らないはずでは?」
「なんで山田の夢をモモカが語っているの?」
作中、モモカがみいちゃんの出身地を知る描写はありません。
また山田の「漫画家になりたい」という夢も、親にも誰にも言えない密かなものだったはず。
山田の心に閉まっていたはずの『宮城』と『漫画家』。
これをモモカが口にするのは、彼女が山田の人生を外側から俯瞰している「真の狂言回し(作者の投影)」だからではないでしょうか。
モモカがいじめっ子キャラから裏の狂言回しになった変遷
モモカって性格が悪いですよね。
特にみいちゃんがEphemereに入店した当初はみいちゃんをイジメ倒していて、バカさ加減をいじり倒して、テキーラショット30杯を押し付けたり、一発芸を命令したりとやりたい放題です。
この光景を山田さんは見てられずにみいちゃんに入れ込む要因となっていきます。
モモカの性格の悪い描写はところどころ出てきますが、これ以降は裏の狂言回しとしての役割をちょいちょいと挟んできます。
なぜかみいちゃんが金がなくなったら新大久保で立ちんぼをしていることや、Ephemereを辞めて風俗店に行ったことを山田に教えます。
バレンタインイベントでは、みいちゃんがもらったぬいぐるみに隠しカメラと盗聴器が仕掛けられていることを見抜きます。
ニナのエピソードでは1ヶ月以内に飛ぶ予言して的中させたり、10年くらいで脳みそと実年齢が釣り合ってくることを予言します。
「え、なんでモモカが知ってるの?」ってなりました。
このマンガは山田主観でみいちゃんを見ていることから山田が表の狂言回しをして、モモカが裏の狂言回しをしてるんですね。
ニナの症状についても、後に発達障害やADHD、自閉スペクトラム症(ASD)といった専門医しか知らないことが一般化していきます。
5巻26話でモモカがみいちゃんに冷酷になれた理由がわかる
5巻26話は前述のとおりモモカのエピソードで、同伴客との会話と京都で舞妓をしていた回想が入ります。
モモカが16歳の時に祇園でみいちゃんっぽい後輩と関わるようになります。
この後輩が運動神経が悪く感覚が鈍いことに気がつきます。
そして、この後輩を観察して味覚異常なことや厚かましいことからこういう人種が一定数いることを悟ります。
こういう手合は人に感謝されたい感覚が欠如していることから、こういう人種の取り扱いを把握するようになります。
実際にみいちゃんも単にドジで不器用なキャラではなく、異常にプライドが高くて癇癪を起こして、男に対しては簡単に身体を差し出すようなヤバさを発揮します。
さらに、「みいちゃん悪くないもん」という言葉からわかるとおり、自分がしでかしたことを自覚できずに他責なところなど一般常識から逸脱したところ露呈しています。
そして、みいちゃんと深く関わった人間は漏れなくヒドイ目にあっています。
山田さんやマオくん、ムウちゃん人生を狂わされたりトラウマを植え付けられたりしています。
モモカは山田さんやマオくんをガッツリ観察して思ったとおりになったことを確認しています。
みいちゃんも山田さんもいなくなったEphemereでは、モモカが新人の指導をしています。
山田さんとの入れ替わりに入ったミュウはキャラがみいちゃんに似ています。
これを見たモモカは「こうして歴史は繰り返すのよね」と糸目の笑顔で嘯きます。
モモカ=未来の山田さん?
2012年8月になるとみいちゃんが店を辞めてデリヘルに行き、ココロちゃんも就活という体で店を休むようになります。
そこで、山田さんは誰ともしゃべる人がいないとボヤきますが、すかさずモモカが「私がいるじゃない!」と口を挟んできて微妙な空気になります。
モモカはみいちゃんに対しては冷酷にしていましたが、山田さんに対しては糸目の笑顔の生暖かい目で見てるんですよね。
これはみいちゃんというコンテンツをいじり倒すために、自分は冷酷に接して山田さんはみいちゃんを助けるという飴とムチを絶妙にコントロールしていたのですね。
そして、決定的なのは「タンポポでも摘んでなよ」という発言です。
1巻でモモカが放ったこのイヤミを、当時の山田は全力で否定していました。
ところが、31話で追い詰められた山田は、自らみいちゃんに同じ言葉を投げつけてしまいます。
モモカが否定していたはずの残酷な台詞を、最終的に山田が言わされてしまう。
この「同化」こそが、モモカ=山田さん(あるいは未来の姿)と結びつく最大の理由です。
みいちゃんと山田さんの作者のモデルが山田さんではなくモモカなのか?のまとめ
今回はみいちゃんと山田さんにおいて、モモカのキャラの役割について語ってみました。
モモカは1巻ではみいちゃんをイジメまくった性格の悪い女として描かれていましたが、次第に性格の悪さが控えめになって裏の狂言回しという役割をチョイチョイと挟んできました。
5巻の26話のモモカのエピソードを見て、同伴客に宮城の田舎に引っ越して漫画家になるという夢を語った時にとてつもない違和感を覚えました。
「なんでお前が語ってるんだよ笑」
このマンガは昔の回想以外は時系列に沿って進んでいるため。あの時点でモモカがみいちゃんの出身地や山田さんの夢を知るはずがないんですよね。
そこから、モモカ=山田さんなんじゃね?という説が私の中で有力になってきました。
みいちゃんと山田さんは、家族問題や社会問題に切り込む一方で、こうした話のプロットが巧みだと思いました。
マンガでメタ情報から7巻で完結することが決定的なので、この話の結末がそろそろと見えてきました。
現在はマガポケで連載されていますが、単行本はAmazonのkindleやマンガアプリでも配信されています。

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