公務員は体力がキツいから占い師になる愚かな転職 ポエム占い師の戯言に乗っかった末路【沢天夬】【雷風恒】

公務員から占い師に転職の易占い 易占い

ヤフー知恵袋の占いカテゴリーでは恋愛や仕事の占い依頼から、占いのテクニックやリーディングの解釈の質問が投稿されています。
その中で、「占い師になるにはどうすればいいのか?」という質問も投稿されています。

今回は、公務員から占い師転職したいという50代半ばの男性から質問が投稿されていました。
この方は20年ほど前からタロット占いをしていて、最近は公務員を続けることが体力的にキツくなったため占い師になりたいということでした。

この記事を開いたあなたならお分かりでしょう。
現役の占い師から見れば、この動機にも選択にもツッコミどころしかありません。
特に残念だったのは、無責任な占い師のポエムに同調してベストアンサーを選んだことです。

なぜ人は、自分に都合の良い甘い言葉(ポエム)に逃げてしまうのか?
そして、占いの結果からこの方が公務員から占い師に転職した末路を予測しました。

50代半ばの公務員の男性が占い師について易占いした結果の沢天夬の意味とは?

占い師のお仕事への転職について迷っています。
今、私は50代半ばの公務員です。
若い頃からタロットが好きで、いつか占い師になりたいという夢があります。
けれども、生活のことを考えて、占い師には転職できずにこのままきました。
(タロットの勉強はやっています。)
でも、50代半ばになり、体力や気力、記憶力などいろいろ考えると、思い切って辞めて今から夢を実現するために頑張るのもいいかなと悩んでいます。
収入は安定しているので、60歳まで公務員として働いて、それから目指す方がいいですか?
不安もあります。
もし、実際経験された方などおられればご意見をよろしくお願いいたします。

引用元:ヤフー知恵袋占いカテゴリー

まずは占いをする前には相談者の背景を整理することから始めます。
この相談者は50代半ばの男性であり公務員となっています。
公務員と言っても、事務職なのか技術職なのか、警察や消防などの公安職なのかは不明です。
そこで、事務職か技術職のいずれかなんじゃないかと思います。

50代半ばということで、奥さんや子供などの家族がいるかどうかというのは、他の回答者からの返信で家族の存在が明らかになっています。
ただ、今からでも公務員を退職して占い師に転職することを考えると、子供はいないかすでに独立している可能性が高そうですね。
こうして、占う前の相談者の背景を探っているうちに、あるツッコミどころが出てくることに気が付きました。

50代半ばの男性が公務員から占い師を目指すことへのツッコミどころ

こうして、この男性の背景を探っているうちに、すごい違和感を感じたことがあります。
相談文では、「60歳まで公務員として働いて、それから目指す方がいいですか?」と言っている点です。

自衛隊以外の公務員の定年は現在は62歳となっています。
この相談者が「60歳まで公務員として働いて」というのは、60歳を過ぎると課長などの役職を外されることで給料が60歳以前の8割程度に減ることを意味しています。
そこで、給料が減るなら60歳まで公務員をやって、そこから占い師に転職するというプランです。

しかし、このプランもツッコミどころであり、この2年間を短縮するにはとんでもない金銭的リスクがあるわけです。
まず、62歳までの2年間は給料が減るとは言え、これまでの8割程度の給料が出続けるわけですよ。
さらに、60歳で自己都合退職するのと62歳で定年退職するのでは、退職金が大幅に減ることとなります。

この2年間の違いで公務員としての生涯給与額が1,000万円~2,000万円も得られないということになります。

 

この方の経済的な問題以外に、もっと重大なツッコミどころがあります。
この方は20年ほどタロット占いをしているのにもかかわらず、自分で今から占い師への転職を占うことなくヤフー知恵袋で聞いているという点です。

私は日常的に自分事は自分で占うということは当たり前のようにやっています。
もちろん、この相談者が占って良い結果が出たから、ヤフー知恵袋で体験談を募った可能性もありえますけどね。

公務員から占い師への転職運を占った結果、沢天夬→雷風恒が出ました

公務員から占い師に転職の易占い

この男性の背景とツッコミどころを整理して易占いした結果、沢天夬初爻五爻→雷風恒が出ました。

まず、上の図を見ながら断易の翻訳をすると、世爻の酉子孫が相談者の状態となります。
子孫とは、自分が生み出したものや子供やペット、楽しみや娯楽を表しています。
つまり、この相談者の公務員から占い師になることのワクワクとか希望ととるのが自然ですね。

この子孫は月建の未(土)と沢天夬の坤宮(土)によって土生金により酉子孫が生じられて強くなっています。
これが相談者の今すぐにでも公務員から占い師に転職したいという気持ちとなっています。

続いて、占い師としての収入を見るのが、初爻の子妻財と四爻の亥妻財となります。
こちらは月建と坤宮(土)によって土剋水により剋されることで収入が減ることを意味しています。

 

そして、初爻と五爻が変爻することによって、初爻の子妻財が丑兄弟になり、五爻の酉子孫が申子孫に変わります。
また、月建と坤宮(土)によって兄弟(土)が比和で強くなることで、より妻財が剋されることになります。
このことから妻財から兄弟へ変爻したこと、兄弟が強くなったことで、妻財がボコボコに剋される関係となります。

妻財が剋される状態というのは、今から公務員から占い師に転職して公務員としての給料がなくなることと、占い師に開業するための出費かさむことや収入が減ることが暗示されるということなのです。
このことから、この相談者が今から占い師に転職するということは、経済面でのリスクが大幅に上がることを意味しています。
この相談者が独身だったら問題なさそうですが、実際には家族がいるようなので、大きな迷惑をかけることになるんじゃないかと思っています。

 

続いて、占った結果を周易で見ると、沢天夬とは、決断や物事の解決のために分断することを表しています。
今回出たのが初爻五爻となっていますが、これが五爻のみの場合が占い師への転職の決断ができている状態です。
しかし、今回は初爻五爻ということで、まだ決断する力が定まっていないことを暗示しているのです。
仮に、この状態で公務員を辞めて占い師に転職したとしても自分の中での踏ん切りがついていないことがわかります。

之卦の雷風恒とは、力を分散させることで安定を保つことを表します。
つまりは、占いを諦めて公務員をやるのか、公務員を辞めて占い師に転職するのか、という0-100思考ではなく、公務員をしながら占い師をやったらええやん?という方針となります。

当然ながら公務員は副業が禁止されているからプロの占い師になることはできません。
そこで、家族や友人知人を無料で占ったり、イベントやお祭りで占いブースを出して無料で占うということをやることです。
こうして、せっせとアマチュアの占い師としての活動して、練習とデータ取りをして占いの腕を磨くということです。
ハッキリ言って、この活動はお金を取らないというだけで、やっていることはプロの占い師と全く同じことをしているのですよ。

そうして公務員を定年まで続けて、それからプロの占い師になればいいのですよ。
今から公務員の定年までは、占い師としての下積み期間と割り切ってやればいいのですよ。

とある占い師のポエムに乗っかった男の本音とは?

今回は公務員から占い師への転職運を占った結果から、この男性の現実的な落としどころとして、公務員を続けながらアマチュアの占い師として活動することを回答しました。
しかし、私の超現実的な回答はこの男性には一つも刺さりませんでした。

それどころかベストアンサーに選んだのが、普段は手相占いをしている人のこの唆しをベストアンサーに選んでいました。

やりたい気持ちがあるなら、生活の事を考える事よりも、
占いの世界に飛び込む事です。

占いは自分のためにするものではありません。
困っている人を救うことがまず先です。

引用元:ヤフー知恵袋占いカテゴリー

この回答者は、普段は手相占いの質問に回答しているのですが、何故か今回は無責任なポエムを投稿していました。
それが相談者にとってぶっ刺さったのか、この方の回答をベストアンサーに選んでしまったことで、私は心底ガッカリしました。

この相談者の本音というのが、この相談文にしっかりと書かれていたことを思い出しました。
「でも、50代半ばになり、体力や気力、記憶力などいろいろ考えると、思い切って辞めて今から夢を実現するために頑張るのもいいかなと悩んでいます。」

このことから、今の公務員の仕事がつまらないとか体力、気力、記憶力の衰えを感じているなどでイヤ気を差しているというのが本音なんでしょう。
そこで、かねてやりたいと思ってた占い師に転職することで、毎日張りのある生活を夢見てのことだと思います。

 

しかし、私がこの男性を占った結果から今後を予測すると、占い師に転職することで公務員時代の給料や退職金が大幅に減少することは避けられません。
そして、占い師に転職するにしても、正社員やアルバイトで占い師ということはゼロとは言いませんがありえません。
大多数の占い師というのは、どこかの占いの館とかに所属する個人事業主や、1人で独立して個人事業主や法人としてやっていくこととなります。
いずれの方法をするにしても、数多くの占いをこなしていくことでしかメシを食うことができません。

占いの館に所属するにしても独立して占い師やるにしても集客は切っても切れない関係となります。
集客という点に関しては、占いの館に所属している人にとっては少しは優遇されるかもしれませんが、店の取り分がとてつもなく大きいです。
では、1人でやったら取り分は増えますが、すべて自分1人で全部やるか、お金を出して誰かに代行することになります。

私自身の2023年に占いの勉強を始めてこの年の夏に占い師として開業したものの、占い一本ではメシを食うことは到底叶っていません。
本業と占いと実家住みというところで何とか生きているに過ぎません。

 

また、この相談者は占い師が気力体力的に楽な仕事のように思っていますが、思ったほど楽な仕事ではありません。
私も好き好んで占い師の世界に飛び込みましたが、イベントに出店すると1日に30人以上の手相を見て説明していきます。
すると、イベントが終わった頃には声がガラガラになって喉が痛くなりますし、疲労もハンパありません。

また、対面占いを始めた当初は手相一本でやってたため、個別の悩みでは答えられないことも多くて「こんなの占いじゃない!」と罵倒されたこともあって、本気で占い師なんて辞めようと思ったこともありました。
私も占い師としての仕事は嫌いじゃないですが、楽な仕事だと思ったことは一度たりともありません。

この相談者も今の公務員の仕事が心底イヤになって、好きな占いを仕事にしたいという気持ちはわからんでもないですが、そんなにいい仕事ではないと思いますよ。
この相談者は勢いで公務員を辞めて占い師になったら、きっと後悔するんだろうなーって思っています。

公務員から占い師への転職したい50代男性の占いのまとめ

今回はヤフー知恵袋に投稿されていた、50代半ばの男性が公務員を辞めて占い師に転職したいという質問を占ってみました。
この男性は今の公務員の仕事がつまらなすぎて、かねてよりやっていた占いでメシを食いたいというのが本音なのだと思いました。

残念ながら、私の公務員をやりつつアマチュアの占い師としてイベント出店やワークショップなどで活動するように提案しましたが、この男性には1mmも刺さらなかったようです。
この男性に刺さったのが、無責任な占い師のポエムであり、その回答をベストアンサーを選定しました。

ただ、やっぱり私が疑問に思ったことは、この相談者は20年ほどタロット占いや紫微斗数をやってきたということで、自分で自分を占ったのか占ってないのかが気になって仕方がありません。
私だったら、日常的に自分事を占って良い方を選んでいるわけで、この人も同じようにやった上でヤフー知恵袋に質問したのかなーって気になるところですね。

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